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一枚目のパンケーキ(英語)

映画「エイプリルの七面鳥」から。
末期がんの母親のために七面鳥を焼こうとするエイプリルの手伝いを買って出てくれた黒人夫婦の部屋にて。エイプリルがもう長いこと実家に帰っていないと知った奥さんは「おかあさんが発病してからも帰ってないの?」と尋ねる。「(母にとっては)そのほうがいいみたいだから」と答えるエイプリルに「そんなはずないでしょ」(Oh, I don't believe you)と言う奥さん。それに対してエイプリルが言うセリフ。

Believe me, I'm the first pancake.
本当よ、私は一枚目のパンケーキなの。

奥さんが「それってどういう意味?」と尋ねると、料理の得意な旦那さんが答える。

She is the one you're supposed to throw out.
「失敗作」(捨てるべきもの)っていうことさ。

first pancake で「失敗作」っていう意味の熟語になっているのかな、と思ったけど、辞書には載っていない。この映画でも、奥さんが意味を尋ねているくらいだからそれほど一般的に使われているわけではないのだろう。でもよく料理をする人にはピンとくるわけだ。グーグルで first pancake を検索すると、「どうして一枚目のパンケーキっていつも失敗ばかりなの?」なんていう質問が出てきたりする。

私はパンケーキってほとんど作ったことがない(^^;)。同僚のRに「一枚目のパンケーキっていつもうまくいかないものなの?」と訊いてみると、「そうねぇ...私はパンケーキを焼くのうまいからそんなことないけど、でも、そう言われるのはわかるわ。焼き始める温度が大事なのよ。」とのこと。それで、この言葉が使われた場面を説明したら、「私自身はそういう言い方を使ったことはないけど、そんなふうに言われたら何が言いたいのかはわかるわ」と言っていた。

エイプリルは料理をしない人だから、彼女は経験的にこの言葉がわかっているわけではなく、たぶんそんなふうに言われて育ったのだろう。「まったく、おまえは一枚目のパンケーキだ」って。なんともつらい子ども時代だったわけだ...

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