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グアンタナモ

一昨日、外遊びのとき、となりの1歳児クラスの同僚のRが、「ミスじゃりんこ。キューバに行ったことあるんだって?知らなかったわ。」と話しかけてきた。「うん」と返事をすると「よく行ったわね。まあ、あなたは行ってもいいんだけど。私たちは行けないもの。で、どうだった?やっぱり貧しい国なの?」と言うので、「いや、貧しいっていう感じはなかったわ。配給で必要なものは給付されているし。でも、やっぱりみんなそれ以上のものを求めるから、旅行者を見ると、なんとかお金を手に入れよう、とするようなところはあったけど。」なんて話していたのだが、どうして彼女がそんなことを聞いたのかという理由がわかった。ご主人がキューバに転勤になるのだそうだ。

キューバに転勤...ということは、グアンタナモしかない。でも、ご主人の仕事は刑務所関係ではなく、グアンタナモ基地全体の施設整備を担当するらしい。グアンタナモというと、収容所のイメージしかないけど、私が勤めている基地と同じように、学校や保育園や映画館があるんだそうだ。グアンタナモ基地のホームページ を見ると、レクリエーションーエンターテインメントの項目のところに「映画」という小項目があって、そこに「映画は、基地居住者の生活の質という点で極めて重要な部分である」という説明があり、アメリカ人にとってはそうなのかもしれないなぁ、と思った。とりわけ、グアンタナモに赴任した人たちは、キューバの他の地域に行けるわけでもないし、楽しむことのできる娯楽は限られている(ツアーのページを見ると、ジャマイカやバハマ、ドミニカなどへのツアーが斡旋されているようだ)。

「グアンタナモ収容所の囚人たちはテロリスト」だと何の疑いもない様子で話すRに、「でも、オバマさんは、グアンタナモを閉鎖するって言ってるんでしょう」と言うと、「うん、そう言ってるけど、どっちにしても、基地は維持していかなくちゃいけないからね」と言うR。グアンタナモで行われていると言われている収容者への拷問や、テロリストでない人が捕らえられている可能性について、軍の人たちはあまり耳にしていないのではないだろうか。 「イランや北朝鮮では国民に真実が知らされない」と言うアメリカ人がいるけれど、アメリカでも真実を知ることはそんなに簡単ではないのかもしれない。もしかすると、日本でも...??

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