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多様性

今日は一日研修。午前中は、他の保育園や学童プログラムの人たちと一緒に主に「サービス業」の精神について。午後は保育園内で、子どもの年齢別の研修などがあった。

だいたい毎年1回、「サービス業の精神」について学びなおすことになっているようで、去年は「お客様にはピクルスを」というような話だったけど、今年は「楽しいことはいいことだ」(Fun is good)「笑いはまじめなビジネスだ」(Laughter is serious business)という哲学に基づいて運営されているセイントポールセインツというマイナーリーグの野球チームの話が引き合いにだされた。(興味のある方、ここでそのビデオが大部分見られます。)とりたてておもしろいビデオではない(^^;)けど、「楽しいことはいいことだ」という精神には基本的に賛成。とりわけ、子どもを相手にしている場合、おもしろいことは重要だ(^^)。

もちろん、おもしろがることで人を傷つけるようなことがあってはいけないわけ(ある特徴を持った人をからかう、など)で、多様性の尊重、とか、ハラスメントについても学ぶ。この多様性の尊重の精神、というのは、アメリカについて私が好きなところだ。人はそれぞれ違った文化的背景や宗教を持っているのだから、それを尊重しよう、とする態度。現実には人種差別などが完全にないとはいえないにせよ、それがまちがったことである、という精神は貫かれている。肌の色、人種、宗教、性別、年齢....などによって差別を受けることはない(原則として)。

ところが、軍においては、ある点に関しては差別を受けることがありうる。これは今日、学んだことではないけど、先日、別の研修のプリントがまわってきたときにそれを読んで気づいた。それは何かというと

性的志向(sexual orientation)だ。つまり、同性愛の人に関しては差別される可能性がある、ということだ。文面からはそう読めたので、同僚のRとLに確認した。そういう研修の文章は、だいたいみんなあまり丁寧に読まずにサインしたりしているので、彼女たちはもう一度その箇所を読んで、「そうね、そういうことになるわね」と言っていた。「え、そうなの?性別とか人種によっては差別されないけど、もし私がゲイだったら差別されるかもしれないわけ?」と訊くと、「そうね、軍ではね。だから、『訊くな、話すな』(Don't ask, don't tell)という原則があるわけよ。」

ウィキペディアで「性的志向と軍隊」という項目を見てみると、同性愛の人が軍隊に参加することを認めていないのがブラジル、キューバ、ギリシア、イラン、サウジアラビア、トルコ、北朝鮮、韓国など。反対に認めているのが、オーストラリア、ドイツ、イギリス、イタリア、イスラエル、カナダなど。アメリカは「その他の国」とされていて、この「訊くな、話すな」という原則が述べられている。性的志向については不問にする。黙っている限り、不利益を受けることはない、というわけだ。たぶん、軍以外の場所においては個人の志向がかなり尊重されるのだろうけど、男ばかりの軍隊ではややこしいということか。でも、軍以外の場所でも、法的には認められていても、嫌悪感を示したりからかったりする人は結構いるような気がする。映画「ミルク」は見てみたい。

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