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映画「スラムドッグ$ミリオネア」

やっぱり映画はこうでなくちゃ!というハラハラドキドキの展開(^^)。日本の「クイズ$ミリオネア」をテレビで見てると、みのさんがやたら回答を言うのをじらすあの時間が嫌で、見る気がしなくなってしまうのだけど、確かにあのクイズ番組はハラハラさせる作りではある。

インドのスラム街で育ち、学校にも行っていない青年ジャマールが、「クイズ$ミリオネア」に出場して、次々と正解を出していく。学のない若者にそんなことができるはずがない、不正が行われたに違いない、と考えた司会者は、彼を警察につきだして取り調べさせるのだが...

結局、人間が学ぶのは学校とは限らないわけだ。映画の中で描かれているインド社会の様子がどのくらい本当のことなのかは私にはわからない(こんなことが本当でないといいな、と思うことがいろいろあった...)から、インドの人の感想が気になるところだけど、映画としてはとてもおもしろかった。

うーんそうきたか、とうなってしまった場面は(以下完全ネタバレなので、見ていない人が読むと見る楽しみが激減します)

司会者がそっとジャマールに回答を教える場面とジャマールの対応とその結果。
あと、強烈な印象があるのは、トイレに飛び込む少年ジャマール(^^;)。でも、実はあれはピーナッツバターとチョコレートを混ぜたものなんだそうだ(^^)。一番ショックだったのは、やっぱり、うまく歌が歌えるようになった子どもの目がつぶされてしまうところ...あのあとのジャマールの兄の対応にもドキドキした。
どんな環境でも子どもはたくましく育っていくとしても、やはり子どもに経験させたくないことはある。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

ご覧になりましたか! DVDが来たのでまた観直してますが、原作(Q&A)を読んだ後だとまただいぶ印象が違いますね。 一言で言えば、よくも悪くも脚本の勝利だということです。

構成がとにかく単純かつ明るくなっているのですが、沢木耕太郎が朝日新聞の「銀の街から」にも書いているように「単純化」は「気にならないていどのものになっていた」し、「ストーリーの向日性がそのマイナスを救っている」ということだろうと思います。

映画は確かに「欧米にもわかりやすい」姿に変えられているのでしょうが、でも原作を書いたのはインドのエリート外交官であって決してリアリティーがわかっている人ではないでしょうし、それより何より、ボリウッド映画を思い起こして頂ければ、映画がリアルかどうかという問い自体が無意味なような気がしてしまいます。(^^;

我が家は「レイチェルの結婚」を観て来ました。 映画は後半が間延びしていると感じましたが、"Terms of Endearment"から二十数年、デブラ・ウィンガーが母親を演じているということを思わずにはいられませんでした。 アン・ハサウェイ、いいですねえ。

昨日レンタルで観た韓国映画「大統領の理髪師」も、なかなかよかったです。

投稿: axbxcx | 2009.04.21 22:02

じゃりんこさん、CNNにこんな記事が出てました。 子役には「本物」も混じっていたようです。

http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200904210035.html

投稿: axbxcx | 2009.04.21 22:16

あ、axbxcx さん、お帰りでしたか(^^)。

原作よりも映画のほうが明るいつくりなんですね?私は ボリウッド映画ってよく知らないのですが、リアリティは期待できないものっていうことでしょうか。まあ、最後はダンスでしたし...(^^;) ただ、スラムであんなふうに育つ子どもがありえるのか、とか、実際に子どもを食い物にしている人たちがいるのか、とか、気になることでした。現地でどういう反応なのかは知りたいです。

DVD、最近見たので一番おもしろかったのは「この自由な世界で」でした。弱者がさらなる弱者を食い物にしていく構造というのがなんかやりきれない話なんですけど...。「アフター・ウェディング」はそれほどピンとはきませんでした。そういえば、これにもインドが出てきますね。レニ・リーフェンシュタールの「アフリカへの想い」を見てちょっとアフリカに行きたくなりましたが、でもやっぱり私には無理だなぁとも思いました(^^;)。

アン・ハサウェイは「プラダを着た悪魔」でフレッシュな印象がありましたが、あの映画、メリル・ストリープが嫌な役だったし、あまり好きではなくて...「レイチェルの結婚」はたぶんDVDで見ると思います。

投稿: じゃりんこ | 2009.04.21 23:00

じゃりんこさん、一般的なボリウッド映画は最初から最後まであのダンスと歌だと言っても言い過ぎではないと思います。(^^; 「スラムドッグ$ミリオネア」はそれを最後まで封印しているところが欧米映画とでも言うか…。

原作には兄弟も刑事も出てきませんし、主人公はモスレムとヒンズーとクリスチャンの名前を組み合わせた名前です。 また彼は牧師の家で育てられたから英語ができるという設定です。 スラムで育って英語がしゃべれるというのは確かに違和感ありました。

「プラダ…」は機内で観ましたがまったく関心外でした。 「レイチェルの結婚」は例によって妻の選択ですが、話題になるだけの映画ではあります。 監督はジョナサン・デミ(「フィラデルフィア」「羊たちの沈黙」)、脚本はシドニー・ルメット(「十二人の怒れる男」)の娘のジェニー・ルメットです。

スサンネ・ビアの「アフター・ウェディング」は違和感ありました。 「ある愛の風景」も…。 「しあわせな孤独」は印象強かったんですが…。

ドグマ95ではありませんが、手持ちのカメラでの撮影が結構好きなんです。 「名もなきアフリカの地で」でも多用されてましたが…。

投稿: axbxcx | 2009.04.22 01:20

ボリウッド映画ってそういうものなんですね。axbxcx さんは幅広くいろんなものをご覧になっているんですね(^^)。

原作はそうなんですか。映画は結構変えられているんですね。脚本の勝利、ということですから、原作のままよりも、映画向けにおもしろくなっているということなんですね。

プラダ...は同僚(50代のフィリピン女性)の勧めで見たんですが、私にはどうも...でした。「レイチェルの結婚」は楽しみです。

投稿: じゃりんこ | 2009.04.22 06:34

沢木耕太郎のレビューです。
http://doraku.asahi.com/entertainment/movie/review/090422_2.html

「この自由な世界で」は貸出中でまだ観てません。

バングラデシュのキショレガンジという町で映画館に行ったことがあります。 バングラデシュの映画もインド映画とかなり共通するものがあります。 映画館は「普通の」女性が行ってはいけない場所という認識のようです。 "Q&A"には例の映画スターが男の子が好きで、映画館の中で手を出すというエピソードもありました。

投稿: axbxcx | 2009.04.23 08:14

axbxcx さん、

沢木耕太郎のレビュー紹介ありがとうございます(^^)。
axbxcx さんが書いておられたのでネットで探したんですが、見つからず、すぐにはアップされないんだな、と思っていました。沢木さんの場合、インドに行かれたことがあるので、いろいろ思うことがあるのでしょうね。ストーリーの向日性ですか...確かにああいうラストになったから気分よく見られた、というのはありますね。

その点、「この自由な世界で」は全然明るくない話です。でも、いい映画だと思います。ケン・ローチという人の話は聞いてみたいです。

映画館が普通の女性が行くべき場所でないなら、ちょっと私には過ごしにくそうな国ですね(^^;)。。。

投稿: じゃりんこ | 2009.04.23 20:04

体調が戻ったら読んでください。

4月29日の朝日新聞に平田オリザの「政治家を演じる」という寄稿が載っていたのですが、その中で大ヒットした「フラガール」の元ネタとして「ブラス!」と「フル・モンティ」をあげていました。 ご存知のように「スラムドッグ$ミリオネア」の脚本を書いたのは「フル・モンティー」と同じサイモン・ボーフォイです。

昨晩はダルデンヌ兄弟の「息子のまなざし」を観たのですが、気に入りました。 手持ちカメラのみ、音楽なし…でした。 「Boy A」と同じ事件にヒントを得ているのではないかと思うのですが、どちらも真面目に作ったという感じがします。 単調と言えば単調なんですが、なんだか不思議な余韻が残る映画でした。

投稿: axbxcx | 2009.04.30 12:10

axbxcx さん、

発症当初に比べると体調はとてもよくなったのですが、お医者さんの言いつけを守っておとなしく横になっています。
axbxcx さんの書き込みを読むとまたいろいろ話したいことはあるのですが、長くなりそうですので、今は自制しておきます(笑)。
「ミルク」と「バーンアフターリーディング」が終わるまでに見に行けるかどうかが心配です...(^^;)

投稿: じゃりんこ | 2009.04.30 19:36

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