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映画「ミルク」

ゲイであることを公言した人として、初めて選挙で公職に就いたハーヴェイ・ミルクの物語。舞台は1970年代のサンフランシスコ。

私は個人的にはゲイの友人、知人がいないので、実感的にはわからないところがあるけれど、アメリカでは多いのだと思う。日本では少ないのか、それとも、アメリカ以上にカミングアウトすることがむずかしいからなのか、そのあたりのこともわからない。で、ゲイの人に会ったことはないけど、ゲイに対する偏見のある態度には何度か出会っている。

たとえば、私のノートパソコンの壁紙は映画「モーターサイクルダイアリーズ」のゲバラとアルベルトがふたりで一緒にバイクに乗っているシーンだが、それを見た同僚(黒人男性)が「こいつらはホモだ」と言ったことがある。「一緒にバイクに乗ってるだけじゃん」と言っても、かなりしつこくホモ説を繰り返し、その場にいた別の黒人男性も同意。また、白人女性が「別に根拠はないんだけど、保育園に働きに来る男の人って、ゲイなのかって感じてしまうわ」と言って、別の白人女性が「私も同じこと思ってたわ!」と応えたり、なんていうこともあった。日本でだって、「おかま」を笑うのは普通のこと...と、私も感じて育ってきた。その後、同性愛の人たちの主張を聞いたりして、少しずつそういう人たちのことを理解することができるようになってきたと思うけど、ゲイをおもしろおかしく笑う風潮がなくなったわけではない。

現代ですらそんな状況なのだから、70年代の差別はもっと露骨だっただろう。自分がゲイであることを公言するのは大変だったと思う。でも、ゲイであって何が悪いのか、自分らしく生きたい、そのためには街を変えていこう、と働きかけ始めたミルク。やがて彼は政治活動に乗り出していく。こういう人たちの活動があって、少しずつマイノリティの人たちの権利が獲得されてきたのだ。そういう運動を保障するアメリカという国はやっぱりすごいなぁと思う。

映画ではミルクの私生活が結構描かれていて、「政治家」としての面ばかり強調されているわけではないので、親近感が持てる。ただ、どのくらい本当のことなんだろう、とは思うけど...。

ショーン・ペンがアカデミー賞の主演男優賞を取ったのには納得。でも、この脚本家が最優秀脚本賞っていうのは私にはちょっと疑問...って、単に私にはわかりにくいところがあった(同僚のダン・ホワイトの言動とか)というだけで、全然退屈はしなかったけど。サンフランシスコにも行ってみたいなぁ。

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