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映画「はりまや橋」

日本軍の捕虜として非業の死を遂げた父親を持つダニエルは、日本に対して嫌悪感を抱いている。ところが、彼の息子ミッキーは彼の反対を押し切って日本に行き、結局、日本で交通事故で死んでしまった。その後、ミッキーの描いた絵をアメリカに持ち帰るために、ダニエルは大嫌いな日本に行くことになるのだが...

日本のどういうところが、この人の心を開いていくのだろうか、という期待を持って見ていたのだけど、そういう期待はちょっとはずれてしまった。異文化交流に興味のある私としては全然退屈はしなかったし、高知の風景も楽しめたけど、話の展開は全体的に曖昧な感じだった。

(以下完全ネタバレ)

まず、そんな日本嫌いの父親に育てられたミッキーがどうして日本に来たのかがよくわからない。ミッキーと結婚していたのり子が、子どもと今どういう暮らしをしていて、これからどういう暮らしをさせたいのかもよくわからなかった。インターネットムービーデータベースを見ると、アメリカではまだ公開されていないようだけど、アメリカ人にはますますわからないんじゃないかなぁと思ってしまう。教育委員会の若い女性がある事件をきっかけにやめなければならなくなるが、普通、あれで辞職とまではならないんじゃないかなぁ。ミッキーの勤めていた学校で、ミッキーの描いた絵とともに、「ミッキー先生ありがとう」という子どもたちのメッセージや写真が展示されている場面。親としては思わず涙ぐんでしまうところだけど、あそこでダニエルは単にミッキーの描いた絵だけをはずして持ち帰ろうとした。あれはアメリカ人としても違和感ある行動じゃないのかなぁ。監督はアメリカ人だから、そうでもないということなんだろうか。アメリカ人があの場面にどういう感想を持つのかは訊いてみたい。

最初にダニエルの心を開くきっかけになったのは孫の存在で、とりたてて日本の何かが彼の心を開いたわけじゃなかった。ただ、その孫の存在を知るきっかけとなった出来事は日本的なおせっかい(?)だったから、そこはおもしろかった。やっぱり子どもはオープンセサミなんだ(^^)。

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