« 大きいシャボン玉の作り方 | トップページ | 保育士資格試験勉強追込... »

本「おひとりさまの老後」 by 上野千鶴子

この本が話題になっていたころ、特に読もうとは思わなかったのだけど、何かのきっかけで(忘れた(^^;))読んでみようと思って図書館にリクエストしたところ、予約数がかなりの数になっていて、すごーく待たなければならなかった。で、ようやく予約本確保の通知が来たのが、この保育士資格試験前。でも、これを逃すとまたすごく待つことになるかも...と読んでみた。

アマゾンでは、「強者の論理」だの「恵まれた人の話」だの、否定的な感想が結構目につく。確かに、そういう部分もあるし、私も「え?」と感じるところはあったけど、でも、上野さんは弱い人への視点がないかというとそんなことはないと思う。そもそも「おひとりさま」は弱者、不完全な存在、かわいそうな存在、と見られていたのではないか。でも卑下しなくていいんだ。最終的にはみんなひとりになる。夫婦もふつうはどちらかが先に逝く。子どもだって頼りきりにされたらたまらないだろう。愛情はあってもできないこともある。そして、「ひとりでもやっていけるように、友達を大事にしましょう」ということは強調されている。愚痴の言い合えるような人間関係を作っておくことの大切さ。

そうだよな、と思ったのは、「介護されるのはつらい」ということ。ほとんどの人は自分が介護される側になりたくないと思っているだろう。でも、そうなったときには、その状態を受け入れなければならないし、できるだけ気持ちよく介護を受けたいもの。「介護される側の心得10カ条」(p.197)は参考になる。

「③不必要ながまんや遠慮はしない」「④なにがキモチよくて、なにがキモチ悪いかをはっきり言葉で伝える」のは大切なことだと思うけど、特に、「⑤相手が受け入れやすい言い方を選ぶ」というのはそのとおりだと思う。「イヤなことを相手に伝えるには技術がいる」(p.201)。うんうん。実は私もうまくない(--;)。早番の人で、その日は、朝、子どもが登園してくるまで1時間もあったのに、昨日洗ったおもちゃも片付けられていなかったり、とか、「勤務中は携帯を持たない」などのルールを守れないとか、そういう人に対して、苦言を呈するのはむずかしい。二度目、三度目になると、ますますむずかしくなる。「正しいことを言われても、言い方が気にさわるせいで聞く耳をもてない場合はしばしばある。」(p.203) まったくそのとおり(--;)。「私も昔からひとこと多いせいで、その場が凍ったり、相手が固まったり、逆ギレされたりと、ずいぶん痛い思いをして学んできた」(p.202)そうだけど、機会があればアサーティブネス・トレーニング(自己主張の訓練)というのを私も学んでみたい。「⑩ユーモアと感謝を忘れない」というのも大事だと思う。ただ、この本に対して、アマゾンで、あれだけブーイングが出ていることを考えると、上野さん自身、少なくともこの本では「相手が受け入れやすい言い方」に成功されていないわけで、ほんと、むずかしい(^^;)。

おひとりさまの老後
上野 千鶴子
4879546801

|

« 大きいシャボン玉の作り方 | トップページ | 保育士資格試験勉強追込... »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17663/45678210

この記事へのトラックバック一覧です: 本「おひとりさまの老後」 by 上野千鶴子:

« 大きいシャボン玉の作り方 | トップページ | 保育士資格試験勉強追込... »