« 地球の虫?(英語) | トップページ | 高校卒業式2010 »

映画「ハート・ロッカー」Hurt Locker

イラクにおいて爆弾処理にあたる米軍兵士たちの活動を描いた映画。全編に緊迫感がみなぎっていて、死と隣り合わせの日常の息苦しさが伝わってくる。私がこの映画を見た金曜日は寝不足気味だったけど、全然眠くなることはなかった。迫力のある映画だ。

でも。アメリカ人の作った映画だから無理のないことなのかもしれないけど、完全にアメリカ人の視点から描かれた映画なのだ。イラク人はあちこちに爆弾をしかけている。自爆爆弾なんかを使う者までいる。アメリカ人は良きイラク人には親切なのだ。助けてやりたいと思っているのだ。爆弾処理は大切な任務なのだ。

イラクの人たちは自分の国に爆弾をしかけて無茶苦茶にしたいと思っているのだろうか?同胞の命なんてどうでもいいと思っているのだろうか?ここで描かれているようなことが実際にあるようなことなのかどうかもわからないけど、もし、これが事実だとして、どうして自分の国に爆弾を仕掛ける人がいるのか、そこに思いがいたらないのだろうか?

これが今年のアカデミー賞作品賞だというのは...。確かにアメリカ人には気持ちいい映画なのかもしれない。「アメリカはイラクを助けるために、危険な任務であっても、家庭の小さな幸せを犠牲にしてでも、立ち向かっている」...そんなふうに思えるのなら。

|

« 地球の虫?(英語) | トップページ | 高校卒業式2010 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

キャメロン監督とアカデミー賞を競い合ったこの作品、どんな内容か知りたかったので参考になりました。

じゃりんこさんはいつもたくさん映画をご覧になっていますが、基地内に映画館があるのですか??この映画も米軍基地内で上映しているのでしょうか?

アメリカは正しいことをしていると信じたい気持ちはアメリカ市民にも米兵にも基地で働く人にもあるのでしょうね・・。

一方で米兵にも「冬の兵士」のような立場に立つ人々がいるので、基地で働く人のなかにも戦争に疑問を感じている人がいるのではないでしょうか。

この連休中に東京では普天間基地移設問題をめぐる様々なイベントがあったようです。↓で確認できます。
http://jucon.exblog.jp/

人それぞれ、異なる立場から関心を寄せられるといいですね。

投稿: PFC | 2010.03.22 19:46

PFC さん、

うーん、人の感じ方はそれぞれですから、やっぱりご自分でご覧になるのが一番いいとは思いますが(^^;)。

基地に映画館はありますが、ハートロッカーが上映されていたか、あるいはこれからされるかどうかはちょっとわかりません。同僚で見た、と言っていた人はネットで見たそうです。(そういう映画チャンネルみたいなものと契約しているようでした)

「アメリカ軍は献身的にがんばっている」という思想があると感じられたので、基地で上映してもよさそうですが、ただ、イラクで死と隣り合わせの日常を見るのは、家族にとってはつらいかもしれないですから、上映されない、ということはあるかもしれません。でも、イラクにおける大量破壊兵器はうそだった、ということをとりあげている Green Zone は上映されていますから、どういう基準で作品を選んでいるのかもうひとつわからない部分はあります。ハートロッカーは、アカデミー賞をとったのでこれから上映されるかもしれません。

基地はアメリカカレンダーなので今日は普通に仕事でした。祝日は、断然、日本のほうが多いですね。

投稿: じゃりんこ | 2010.03.22 20:33

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17663/47812499

この記事へのトラックバック一覧です: 映画「ハート・ロッカー」Hurt Locker:

« 地球の虫?(英語) | トップページ | 高校卒業式2010 »