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言えてる!?(英語)

映画「Sex and the City 2」より。

アブダビへの豪華旅行中の仲良し4人組の女性達。主人公のキャリーは、自分の著書が、雑誌の男性コラムニストから手ひどい批評を受けていたことを知る。

落ち込むキャリーに、弁護士のミランダのセリフ

"

Men in the U.S. pretend they're comfortable with strong women, but really, a lot of them would prefer us eating French fries behind our veils.
"

アメリカの男って、「強い女もいいね」っていう顔をしてるけど、本当のところ、たいていの男は、「女はベールの下からフライドポテトを食べるようであってほしい」って思ってるのよ。

ベールの下からフライドポテトというのは、これより前の場面で、顔をベールで覆った女性がどうやって食事をするのかに興味津津だった4人が、その女性がベールを少し持ち上げて、その下から食事をフライドポテトを食べるのを見たから。確かに、食事の時もあのベールをかぶったままだと、食べるのは大変そうだ。

で、このセリフを聞いたサマンサのセリフ。

"Word."

字幕は「そう」。

リーダーズプラスによれば、「賛成、同意を表すティーンエイジャーの俗語」となっていた。「言えてる!」っていう感じかな。

20代の白人女性に、こんな使い方をするのか、と訊いたところ、「スラングよ」と言い、「私は使ったことないわ」と言っていた。「でも、使われたら意味はわかるの?」と訊くと、うなずいて、でも、自分は使いたくない、という感じだったので、「どうして使わないの?」と訊くと、言いにくそうにしながら、「この言葉を使うのって、たいてい黒人の人だもの」という答え。セックスアンドザシティでこの言葉を使っていたのは白人だよ、と言うと、「うん、それはそうだけどね」と言いながら、やっぱり自分では使いたくなさそう。

で、40代の白人女性に訊いてみたところ、やはりスラングで、自分は使ったことがない、という答え。「こんな言葉を使うのはティーンエイジャーっていう感じね。」

そこで、20代の黒人女性に同じ質問。二人の白人女性に比べると、反応がよく、すぐに意味を解説してくれた。でも、やはり彼女も使わないとのこと。「古いスラングだもの。スラングが使われる時期って短いでしょ。」スラングって「流行語」っていう感覚なのかな。「でも、私がこのセリフを聞いたのは今年の映画だよ。」と言うと、「わざと古いスラングを使ってばかげた感じをだしているのでは」という答え。

おもしろい言い方だな、と思ったのに、実はもう古くてあまり使われない表現だったとは(^^;)。

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映画「君を想って海をゆく」Welcome

この映画の試写を見た人が「フランス版『扉をたたく人』」という紹介をツイッターでされていて、見てみたいと思った。で、確かに、最初から最後まで展開から目が離せない感じの映画だった。

フランス、カレーの市民プールで水泳コーチをしている中年の男性シモンは、小学校教師をしている妻マリオンと離婚調停中だ。そのシオンのもとに、若いクルド人難民のビラルが水泳の指導を頼みにくる。シモンは難民に興味などなかったのだが、難民支援ボランティアをしている妻の気をひくため、ビラルと関わりはじめる。そして、彼がイギリスにいる恋人に会うためにドーバー海峡を渡ろうと考えているらしい、と知る。。。

フランスからイギリスへ、泳いで渡ろうだなんて、無謀としかいいようがない。しかし、陸路で密入国をはかったものの失敗した彼には、これが現実的な選択だった。

この映画がおもしろいのは、それぞれの人間関係や心情が豊かに見えてくること。クルド人家庭での結婚についての考え方。それにあからさまに反発できないが、自分たちの気持ちに正直でありたいとする若いカップル。かたや、離婚調停中のフランス人カップル(これは日本人の私には不思議な関係に見えた)。さらに社会状況の複雑さ。難民のおかれた過酷な状況。フランスでは難民を支援する人も罰せられるのか(あのあたり、本当のことなのかな)。

フランスの映画だけど、英語の会話が多い。クルド人のビラルとフランス人のシモンが意思疎通するには英語を使うしかなかった。おたがい母国語ではない言葉で話すもどかしさ。毎日そんな状況にいる私(^^;)には、そんなことも感じてしまった。

私が一番ぐっときたのは(以下ネタバレ)

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