言葉

パイナップルはむずかしい?

先週の金曜日の保育園のランチのとき、パイナップル(缶詰)がメニューにあった。ボウルに入ったパイナップルを見せて「これ何?」と訊くと、4、5人が「アップル」だという。「違うよ」と言うと、ピーチだとかアプリコット(発音はエイプリコット)だとか、みんな適当に果物の名前を並べる(^^;)。「パイナップルよ」と言うと、それに近い発音をする子もいたが、それでも「アップル」と言っている子がいたので、「これはアップル?」と訊くと、「ノー」だと言う。「じゃあ何?」と訊くと、「...アイアップル」という感じに聞こえた。そうか、パイナップルって発音するのは2歳の子にはむずかしいのか。

Pの発音がむずかしいのかというと、ピーピー(pee-pee)とかプープー(poo-poo)とかは普通に言える。ピギー(piggie)とかパット(pat)、パンツ(pants)なども大丈夫。

今日もまたパイナップルが出たので、みんなに名前を聞いてみたけど、やっぱり「パイナプル」ときちんと発音できる子はあまりいない。同僚のRにこのことを話して、「子どもにはパイナップルの発音ってむずかしいのかしら」と言うと、「そうなんじゃないの」と言っていた。でも、どうしてパイナップルの発音がむずかしいのかよくわからないので、当分、ちょっとこのことに注目してみたい。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

right

今年は机の上にスペイン語の日めくりを置いている。スペイン語は、一応ものすごく基本的な会話ができるくらいにはなったけど、使わないとすぐに忘れてしまう。で、この日めくりは、毎日スペイン語の短文が載っていて、忘れない程度に見たり、少し新しい単語を覚えたりするのにちょうどいい。なかなか気分にあわせた文が選ばれていて、たとえば今年は1月5日が月曜だったけど、「やれやれ、今日は仕事に行かなくちゃいけない」とか、その週の金曜日には「やっと一週間が終わったよ」とか(^^)。土日は一枚になっていて、勉強はちょっとお休み、という感じなのもアメリカ製らしい^^(?)

0740774824Spanish Daily Phrase & Culture 2009 Calendar
Andrews McMeel Publishing
Andrews Mcmeel Pub (Cal) 2008-07

by G-Tools

で、今日の文章は、Hoy celebramos los derechos humanos. 他の言葉の意味は思い出したけど、derecho...って...聞いたことあったけど、なんだっけ...と思いながら、下に書いてある回答を見ると、Today we celebrate human rights(今日、私たちは人間の権利を祝福する)とある。derecho...って right...あ、そうか、右っていう意味だった。え、権利っていう意味でもあるのか。へぇ、英語と同じなんだ。英語の right は右、とか、権利、とかいう意味だけど、スペイン語でも同じなんだ。気になって調べてみると、ドイツ語、フランス語、イタリア語などでも、「右」と「権利」は同じ言葉だった。

どうしてなんだろう、と思って調べてみると、同じ疑問を持った人は何人もおられるようで、教えて!goo などで話題になっている。right は「正しい」という意味が先にあって、右利きの人が多いからそれが右になって...とかいう説が主流かな。そして「正しい」ということから「権利」という意味が出てきた...?

日本語でも「彼のに出るものはいない」とか「腕」など、右は良い意味で使われ、左は「遷」とか「巻き」とか、あまりよくないことに使われることが多い。「うちわ」っていうのもあるけど(^^)。また、かつて日本では左大臣のほうが右大臣より位が高かったらしいけど...。

で、人間の権利を祝福する今日はーマーティン・ルーサー・キング・ジュニア・ディ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

お誕生日席

高校2年生の次女と話していて「お誕生日席」という言葉がわからなかったので「何それ?」と訊いたら「知らないんだー」とびっくり(?)された。長方形のテーブルの短い辺の側の席をお誕生日席というのだそうだ。現実にお誕生会をするとしたら、主役はできるだけ多くの人と近くで語り合えるような場所のほうがいいと思うし、端っこの席はふさわしくない気がする。実際、お誕生会で主役がその席、という決まり事があるわけではないようだ。それなのにどうしてそういう言葉が生まれたのかはわからないけど、とにかく次女の世代はみんな「お誕生日席」という言葉は理解しているらしい。「ジェネレーションギャップ」だと言われてしまったが、いったいいつ頃から使われるようになった言葉なんだろう。

| | コメント (10) | トラックバック (1)

美人

ふと気になった。「美人」っていうのは普通「女」だなぁ、と。広辞苑を見ると「顔・姿の美しい女。美女。」とまず定義されているから、やっぱり美人は女なんだ。「人」なのに中性ではなくて。「美男子にいうこともある。」とも書かれているけど、普通、「彼は美人だ」とは言わない。ついでに「美男」「美女」という言葉はあるけど、「彼は美男だ」とは普通は言わなくて、「彼は美男子だ」になる。でもって「美女」はあるけど、「美女子」はない。なんでだろ。

英語でも「美人」は女のことになるのかなぁ、と考えると、"Beauty and the beast"(美女と野獣) のように beauty はやはり基本的に女性になる。同僚に訊いてみると男性のことをbeauty とは普通は言わないようだ。beautiful man とか "He is beautiful" という言い方にも違和感があるらしい。pretty は? と訊くと、「それは最悪ね」という答え。話していたのはふたりの白人女性だが、彼女たちの語感では、男性に対して pretty を使うのは馬鹿にしているような印象があるらしい。男の子の赤ちゃんに対してなら、beautifulpretty を使ってもいいけど、大人の男性には使わない、とのこと。Google で検索すると使用例はあるから、まったく使わないわけではないようだけど。男性の容姿をほめるなら、やはり handsome がいいんだそう。cute は?と訊くと、cute は男性にも使えるけど、たぶん handsome って言われるほうがうれしいと思うわ、と言う。というわけで、英語でもbeautiful なのはやはり圧倒的に女性なのだ。

たぶん、美しいということが女性にはとても大事な価値であると考えられていて、男性には美しいということはそれほど重要視されていなかったっていうことなんだろう。でも最近は、男性が美しいということがプラスの価値であると積極的に考える人が増えてきていると思えるから、「美人」が男女両方に使われるようになる日も来るかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

数え方

食後にみかんを食べていた次女に、長女が「一粒ちょうだい」と言ったら、次女が、小さい黄色の粒ひとつを渡そうとする(^^;)。次女は、「これは『一粒』ではなく『一房』ではないか」と言うのだけど、『一袋』でもいい気もする。みかんを構成する単位を正しくはなんと呼ぶのか、ネットで調べてもはっきりとはわからず。どれも可能ではあるようだ。

それで思い出したのが、今日のお昼寝時間、同僚のKが言っていたこと。

K:one のことは イチって言うんでしょう?
じゃりんこ:(最初、イチがeach と聞こえて、何を言っているかわからず...しばらくして日本語の数字の1だと気付き)ああ、そうそう、イチって言うわよ。
K:この間、スシを食べに行って注文するときに、メニューを指しながら「イチ」って言ったら笑われたわ。

うーん、確かに、寿司を注文するときに「イチください」とは言わないものなぁ。寿司に限らず、「イチ」だけで使うことって日常生活ではほとんどない。「『ひとつ』って言うのよ」と言いながら、やっぱり日本語もなかなかややこしい言葉だなぁと思った。外国に行くときは、その国の言葉で基本的な数字くらいは覚えていくようにしているけど、日本じゃ、1,2,3,4...という数字の読み方を知っていても、それだけではなかなか使えない。次女の歌いだした「一本でもにんじん...」を聞きながら、ものによってなんでいちいち数え方が変わるのか...とつい思ってしまった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

続・母国語にない音

昨日、「母国語にない音」というのを書いたけど、今日、ロシア語通訳者の米原万里さんが書かれた「不実な美女か 貞淑な醜女か」という本を読んでいたら、同じような話が出てきたので、うなってしまった(笑ってしまった)。

速成日本語講座で日本語を身につけた人は、たとえば、組織を SOSHIKI、葬式を SOSHIKI、と書いて覚える。葬式のほうの O の上には横棒の伸ばし記号を入れて伸ばしますよ、と教えるのだけど、こういう補助記号は使いなれていないためすぐ忘れてしまう。そのため組織というつもりで葬式と言ってしまい、企業の社長に向かって「あなたの葬式は大変立派な葬式です」なんて言ってしまった人がいるとか(^・^)。

このあたりはまだ可愛いのだが、「情勢」と言うつもりで「女性」と言い、あるいは「空想」のつもりで「くそ」と言い、「顧問」のつもりで「肛門」と言い、「少女」のつもりで「処女」と言ったりすると、当事者にとっては悲劇、すなわち第三者にとっては喜劇になること間違いない。

まったく(^・^)。

逆もまた真なり、で、私達日本人が外国語を話すときも同じような間違いをやっているはず。日本語は、子音、母音のバリエーションがすごく少ない言語だそうで、確かに、英語では、たとえば、up, ant, art の母音はみんな違う音でも、日本語にすれば、アップ、アーント、アート、とみんな「ア」になってしまう。日本人でこれらの母音をうまく発音しわけることができない人は少なくないだろう(多分私も(--;))...だから、ネイティブが聞いたら、え?と思うような発音をしている可能性だってあるわけだ。

日本語には母音は5音しかないが、アラビア語はなんと3語。「オ」と「エ」に相当する音がない。放送大学の面接授業でそれを知ったときは私もびっくりした。自分の名前をアラビア語で書く、ということをやったりしたけど、名前のなかに「オ」や「エ」行の音がある人は「ウ」で代用する、と言われて、そんなぁ...と思ったものだ。というわけで、アラビア語が母国語の人が日本語を学ぶとなると大変だ。「音痴」は「ウンチ」に聞こえ、「偏食」と言うつもりで「顰蹙」と発音してしまい、「幸福」と「空腹」が同じ音に聞こえて言い分けることがきわめてむずかしい。「おそらく、われわれ(日本人)のように五母音しか持たない母国語の人間が、十四母音ある(フランス語のような)言語で表現しようとすると、似たような見当違いを演じているに違いないのである」...

つくづく、母国語でない言葉を身につけるのは大変だ...

| | コメント (4)

母国語にない音

このところ、私はずっと遅番だ。昨日、帰ろうとしたら、新しい園長先生がひとり残ってまだ仕事をしていたので、「園長先生、さようなら」と声をかけた。すると、「ミスじゃりんこ。頼みたいことがあるのよ」と言う。何かと思ったら、「電気料金を払いたい」ということを日本語で言いたい、とのことだった。

少し前に、電気料金の請求書と自動払い込みの用紙を私のところに持ってきて、「これ何?」と訊かれたので、説明した。軍人さんとその家族は基地内に住居が提供されるけど、彼女の場合は軍人ではないので、基地外に住んでいる。各種公共料金も自分で払わなくてはならない。今のところ彼女は、日本の銀行に口座を持っていないし、一人娘なので、親に何かがあったらアメリカに帰らなければならない、というわけで、自動引き落としにはせず、コンビニで支払うことに落ち着いた。

でも、せっかくだから、コンビニで日本語で言いたいと言う。そこで、Denki ryokin o harai-tai desu とローマ字で書き、発音した。彼女は、他の部分は問題ないのだけど、「りょうきん」というのが言えない。「ようきん」とか「ろうきん」とかになってしまう。英語で似た音がないか考えたけど、思いつかない。「りょ」っていう音を出すためにどうすればいいのか、ということを説明するのもむずかしい。ゆっくり何度も発音してその音を聞いて発音してもらい、かなり近い音になったので、「それで大丈夫ですよ」ということにした(^^;)。

母国語にない音を発音するのはむずかしいんだなぁ。私もこの間、フィリピン人の同僚に「バハイ クボ」という歌を教えてもらっていたとき、ng っていう音がなかなかうまく発音できなかった。なんとか彼女の発音をまねようとするんだけど、なかなか彼女が納得する音にならず、でも、ついにあきらめた様子で「そんな感じね」ということになった(^^;)。彼女も私と同じ気持ちだったんだろう。

赤ちゃんは、初めて聞く音をどうしてあんなふうにまねすることができるのか不思議だ。初めて...というか、何度も聞いているから言えるようになるのかな。でも、誰も発音の仕方を教えるわけでもないのに。今、うちのクラスの11ヶ月のMは、「バイバイ」とか「ナイナイ」(night-night ねんね の意味)とか「ダダ」(daddy) とか、どんどん言葉を覚えていっているけど、彼に「リョ」という発音の入った言葉を教えたら言えるようになるんだろうな、きっと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

空が飛べる話

昨日の「投票お願いします:正しい日本語?」に投票してくださったみなさん、ありがとうございました。こんなにたくさん(70名以上)の方に回答してもらえるなんて、ネットってやっぱりすごいなぁ、と思いました。

で、現時点(7月13日23時)での結果は、次のようになっています。

続きを読む "空が飛べる話"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

投票お願いします:正しい日本語?

放送大学「日本語基礎」は、外国の人へのインタビューなどがおもしろいけど、文法や慣習の説明などは「そうかなぁ」と思うことが結構ある。ただ、自分の日本語感覚が一般的なものであるかどうかはなかなかわからない。自分ではそれが一般的だと思ってるけど、実はそうではないのかもしれない。

ひとつ例をあげると、
「動詞を可能の形にしたとき、助詞は「を」から「が」に変わる。」という説明があって、

漢字読む → 漢字読める
テレビ見る → テレビ見られる

などの例があげてある。で、
「しかし、動く場所を表す「を」は「が」になりません。「を」を使います。」という説明があって、

飛ぶ → 空飛べる
階段降りる → 階段降りられる

という例があげられている。
「鳥は空飛べる」という文章は、私にはヘンには聞こえないんだけど、これは誤使用ということになるのだろうか。もちろん「鳥は空飛べる」でもいいと思うし、説明で言わんとしていることはわかる気がするけど、決して「が」を使わないかというと実際はそうでもないと思うんだけど...

というわけで、「@nifty 投票」を使ってみたいと思います。
投票すると結果が見られるそうです。で、一度、投票すると、もう投票ボタンは現れなくて、円グラフで結果が表示されるそうです。コメントはもちろん歓迎しますが、コメントつけるのはめんどうという方も投票だけでもしていただけると嬉しいです。よろしくお願いしますm(^^)m。

| | コメント (6) | トラックバック (1)